第9回朝日時代小説大賞 大賞を受賞しました

TRIPPER 2017AUTUMN

物語を書く人として生きていくこと。

小学生の時に「人間になりたがった猫」を読んで以来、ずっと願っていた目標に一歩近づくことができました。
第9回朝日時代小説大賞 大賞を受賞したのです。

ここまでも簡単な道ではありませんでした。
30代をまるっとバイトと執筆、つまりは書いて送っては落ち、に費やしたわけですから。いい年して何を、とは他人からも言われましたし、自分でも思いました。
それでもこの生き方しかできなかったのです。
代償は大きく、書くこと以外のすべてを捧げました。
悲嘆、落胆、絶望、孤独。
振り返ればそんな言葉しか思い浮かびませんが、でも、無駄ではありませんでした。

もちろん、まだスタートラインに立っただけです。
受賞作は雑誌に一部載っただけで、まだ本にはなっていません。
それに目標は賞を取ることでも、本を出すことでもなく、書き続けることですから。

それでも、この一歩を進めたことをとても嬉しく思います。